インドの映画事情
皆さんご存じないかもしれませんが、インドは世界最大の映画大国です。
世界人口2位を誇るインド、映画では世界人口1位の中国を凌ぎます。
2017年のUNESCOの統計データを見ると、
インド映画の年間創作本数は驚きの1986本!
2位の中国の本数は874本ですから、実に2倍以上も作品を作っているのです。
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皆さんはインド映画と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
恐らくは、ダンスをするイメージが一番強いと思います。
ハリウッド映画や日本映画でこのようなイメージはないですが、
なぜインド映画はダンスをするイメージが先行しているのでしょうか?
それはインドの言語の多様性が大きく関わってくるようです。
人口13億人を越すインド、憲法に書かれている公用語が22もあり、その他の
少数言語を合わせると200以上にもなります。
私が何を言いたいのかというと、
映画で使用される言語をインド人全員が理解できるわけではない
ということなのです。
インド映画と一口に言っても、最も話者が多いヒンディー語映画、
続いてベンガル語映画、タミル語映画、テルグ語映画、カンナダ語映画、
マラヤーラム語映画などがあります。
要はタミル語しか話せないインド人はテルグ語映画のセリフを理解できませんし、
ヒンディー語しか話せないインド人はベンガル語映画のセリフを理解できません。
そのためのダンスなんですね。
言語がわからない人でも、シーンの内容を端的に表現できるのです。
また、もともとインド人は歌と踊りが大好きだというのも理由の1つです。
実際にインド映画を見てきました。
席料は434Rs.(650円)で、日本の感覚からすると破格でした。
日本でもお馴染みの自動券売機でチケットを購入しましたが、
入場券が2枚と、領収書が1枚くっついた形で発行されて、
なかなかハイテクだなと驚きました。
私はとあるショッピングモールの映画館で映画を見たのですが、
思っていたよりも、ずっと清潔でした。
席はリクライニングシートになっていて、とても快適に映画を
見ることができました。
お恥ずかしながら、筆者は全くヒンディー語が分からないので、
完全に雰囲気で映画を楽しみました。
ただ、喜びのシーンは尺をたっぷり取って踊りで表現し、
悲しいシーンは言葉を使わずに音楽で表現していたので、
理解しやすかったという印象でした。
日本とはまた違った魅力があるインド映画。
ぜひ、インドの劇場で見てみてください!
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