インド人の主食はナンなのか?

みなさん、インドの人たちは毎日ナンを食べていると思っていませんか?

日本でインドカレーのお店に行って

「インドの人たちは毎日カレーとナン食べられるんだ、いいなぁ〜」

とか思ったことはありませんか?

 

実は全然違うんです!

 

ナンは「レストランやお店で食べるもの」なんです!

 

インドにおいて、ナンはタンドールオーブンと呼ばれる土釜で作ります。

しかし、この土釜は一般家庭にはまずありません。

 

つまり、ナンはインド人にとって日常的に食べるものではないんです!

 

北インドでは主にチャパティ、南インドでは米を食べる習慣があるそうです。

 

チャパティとは、見た目はナンそっくりな主食です。

大きな違いはなにかと言うと、ナンは精製された小麦粉を使うのに対して、

チャパティは全粒粉を使います。

 

また、ナンは乳製品や卵をたっぷりと使うのでふんわりとした

仕上がりになり高級感がありますが、

チャパティは塩と水を加えて焼くだけなので、

至ってシンプルな料理と言えるでしょう。

 

ナンはインドの宮廷料理にカテゴライズされるほど、一般家庭には

縁遠いものとされています。

対してチャパティは、どの家庭にもある鉄板やフライパンを用いて作るので、

シンプルな調理過程と相まって、日常的に食べるようになったのです。

 

もし、なぞなぞで「インドの人がよく食べる主食はなーんだ?」

などど問われた日には「ナン!」と答えてしまいそうですが、

正しくはチャパティ、ということですね。

 

それでは、米はなぜ食べられるようになったのでしょうか?

 

南インドでは河川が多く、人々は畑作や稲作を盛んに行うようになりました。

だから米を食べるようになったのです。

 

また、南インド料理は北インド料理よりも油分が少なく、水分量が多いという

特徴があります。これも水に恵まれた土地柄ゆえなのかもしれませんね。

 

こうした側面を理解していくと、インドの食文化に興味が湧いてきませんか?

宗教や風土が食文化に影響することは世界共通ですが、インドにはそれが

特に色濃く現れます。

 

ぜひ一度、インドの食文化を体験してみてください!

 

 

インド転職に強いコンサルタントがあなたの転職をフルサポートいたします
まずはご登録からパソナインディアの転職サービスに登録する海外転職を成功させる1番の秘訣は、エージェントの質と現地での実績です。
2006年インドで初の日系人材紹介会社として誕生以来、数多くの転職を成功させてきたパソナインディアに安心しておまかせください。