PASONA INDIAの社員さんインタビュー【栗田さん編】

PASONA INDIAの社員さんインタビュー【栗田さん編】

パソナインディアのインターン生として働かせて頂いている私が、日本人社員の方にインタビューをさせていただきました!インタビューを通して、働くことに対する考え方やインドについて知ることができました。インタビューの内容をQ&A形式でお伝えします。今回は、元パソナインディアの社員で現在はパソナ本社のグローバル事業部グローバルDotank事業部でご活躍されている栗田さんにインタビューさせてした。早速質問させて頂きます!


Q1 パソナインディアに就職を決めた理由は何ですか?

元々インドを目がけて就職活動をしていたわけではなかったのですが、アジア圏での海外就職について色々とリサーチする中で、自分の経験と希望にマッチしたのがインドでした。
インドに決めた理由は細かく上げれば色々ありますが、大きく3つあります。
① 英語が使える国であり、ビジネスレベルの英語力がなくてもチャレンジできる国であること。
② これから成長する国で経験を積む方がやりがいもあり、社会人としてのスキルも付くと思った。
③ 見たことないこと、経験したことないことを何でもチャレンジしたい性格なので、単純にインドに住むということが面白そうだし、インドに住めたら怖いものなしになれると思った。

人材会社であるパソナに入社を決めたきっかけは、「仕事を通して人生に彩りを与えたい」と思ったからです。多くの人と関わるこの仕事は、より刺激的な世界、知らない世界を知りたい!と思っていた自分にぴったりでした。
また、現地採用の女性たちが長年活躍している会社であったことも決め手でした。


Q2 パソナインディアでのお仕事内容と大変だったことを教えてください。

仕事は人材紹介の営業です。具体的には、日系企業のお客様から求人をいただき、求人内容のヒアリング、インド人リクルーターと連携を取りながら人材を紹介、面接の設定、入社までのフォローをしていくお仕事です。デリーとチェンナイの二ヶ所を経験しました。
大変だったことは文化の違いです。インドで仕事をする中で、思い通りにいかないことは、日常茶飯事でした。
日系企業として、高い手数料をいただいてお客様にサービスする上で、日系企業としてのプライドをもってサービスをしたい気持ちが強い一方で、インドで仕事をする上では、文化の違いも受け入れなければいけない、そんな葛藤が日々ありました。


Q3辛い状況でも頑張れる理由・原動力は、何でしたか。

大変なことが多い分、心を揺さぶるほど楽しいことや嬉しいことも沢山ありました。心が折れそうになった次の日には良いことがあって、もう少し頑張ろうと思えたりして、その繰り返しでした。人生はちゃんとバランスが取れているなと思います。
あとは、お客様との距離が近かったことから、単純にお客様の力になりたいと思う気持ちが強かったです。インドという日本とは異なる環境下で働く日本人同士の結束のようなものがありました。
また、在インドの日本人と交流することでリフレッシュしていました。異国の地で、同じ言葉・文化で分かり合える存在は大きいです。


Q4 パソナインディアでの楽しかった思い出を教えてください。

社員旅行に行ったことです。社員旅行の前日は年に1度の社内イベントがあり、日本人メンバーで、サプライズでインドのダンスを披露しました。インド人スタッフがとても喜んでくれたことが印象的でした。その後、そのままバスに10時間程揺られて社員旅行に行きました。サファリに行ったり、夜までみんなで踊ったり、仕事から離れてインド人メンバーと楽しい時間を過ごせたのが嬉しかったです。


Q5 仕事をする上で大切にしていたことは何ですか?

「郷に入れば郷に従え」というように、その国の文化を尊重することはとても大切なことですが、日系企業として日本人のお客様にサービスをする上では、日本人らしさを忘れないように心がけていました。日本人らしさとは、時間を守ることであったり、丁寧な対応です。


Q6 インドではどのような休日を過ごしていましたか?

月に1度くらいのペースで旅行に行っていました。インドは国土が広く、地域によって食べ物や文化が異なるので、見どころが多く、3年弱暮らしていても全然周り切れませんでした。
また、インドならではのアーユルヴェーダもよくいきましたし、ヨガにも通っていました。
おしゃれなカフェも多いので、カフェ開拓も楽しいです。


Q7 インド生活で身についたものはありますか?

文化や立場が異なる人とコミュニケーションが取れるようになったことです。
日本人同士だと、「行間を読む」や「暗黙の了解」と言われるように、1から10まで言葉にしなくても伝わることが多いですが、インド人とコミュニケーションを取る上では、相手に伝わるまで言葉で伝える努力をする必要があります。英語力に関しては高いとは言えないながら、ちゃんとコミュニケーションが取れていたので、言葉の壁や文化の違いがある海外で生きていく中で、異文化コミュニケーション力は自然と身についたかもしれません。
また、インドは日本人コミュニティが密で、仕事でもプライベートでも関わりが多いため、幅広い年代の、様々な立場の人と関わりました。インドに行くまでは、同じような環境で同じような価値観を持った人としか関わっていなかったので、自分が井の中の蛙だったと思い知らされましたし、様々な価値観を持った人達との関わりの中で自分の当たり前は、他人にとっては当たり前ではないのだということに気づかされました。


Q8 日本でのお仕事(パソナ本社 グローバル事業部グローバルDotank事業部)についてお伺いします。

日本でのお仕事(パソナ本社 グローバル事業部グローバルDotank事業部)についてお伺いします。
本社勤務を決めたきっかけと仕事内容を教えてください。
元々、社会人経験が浅いままインドで就職し、インドでは仕事のやり方を自分自身で模索しながら仕事をしてきたので、仕事の進め方や考え方など、誰かと一緒に仕事をする中で学びたいという願望がありました。本社での仕事は、国や地方自治体からプロジェクトをチームで企画・運営していく業務なのですが、この仕事であれば、自分が望むスキルが詰めると思い、本社勤務を決めました。


Q9 海外での経験が今のお仕事で役立ったと思う時はありますか?

現在は、主に外国人向けの合同企業説明会の企画を行っているのですが、インドでの経験を基に、企業に対して外国人採用に関わるアドバイスができる時です。また、プロジェクトの立ち上げ期は、1から試行錯誤しながらプロジェクトを作り上げていくのですが、インドでの経験も、既にあるルールに乗っ取って仕事をするというより、試行錯誤しながら仕事を進めて行くことが多かったので、インドでの経験が役に立っているかもしれません。


Q10 日本でハマっているものは何ですか?

野菜作りです。畑を借りて、様々な野菜を育てています。インドでの暮らしは自然が身近になかったので、日本に帰国して自然が身近にあることがとても幸せに感じます。将来は田舎に住んで、自然に寄り添った生活がしたいので、その第一歩として野菜作りを始めてみました。一粒の種から、自然の恵みで勝手に大きく育ってくれることに感動しますし、とれたての野菜はとても美味しく、自分で育てた野菜が食卓に並ぶことに幸せを感じます。


Q11 インドについて伺います。インドを一言で表すとどんな国ですか?

とても一言で表せません!
インドは地域によって話す言語や食べ物も異なり、本当に多様な文化があります。私は北インドのデリーから南インドのチェンナイへ異動しているのですが、その2つを取っても大きくことなるので、「インドってどんな国?」と聞かれても、どこのインドのことをお話したら良いか、分かりません。


Q12 大切にしている言葉や価値観を教えてください。

「自分の当たり前は人の当たり前ではない」ということです。これは、多様な文化を持つインドの経験から学びました。


Q13 最後に、学生へのアドバイスをお願いします。

私が大学生の頃は、「大学生が人生のピーク」で、社会人になったらつまらない人生が待っていると思っていましたが(笑)、決してそうではありませんでした。社会人になったらお金が自由に使えるようになるし、色々な経験を積むことでできることが増え、価値観の幅が広がり、人生は年々豊かになります。学生時代だけでなく、社会人になっても、好きなことにチャレンジしてほしいです。


質問は以上になります!
インドではアーユルヴェーダやヨガ、日本では野菜づくりなど仕事だけでなく、プライベートも好きなことに挑戦する姿がとても素敵でした。仕事のオンオフを切り替えながら自分を見つめ直す、そんな誠実な生き方が栗田さんの優しいお人柄に現れていると感じました。

インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!

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