オフィスでお菓子を配ってみた。
ナマスカール。
デリーはだんだんと気温が下がり、いよいよ短い冬の気配を感じ始めました。
皆様。いかがお過ごしでしょうか。
私事なのですが、先日、日本に住む姉が女の子を出産しました。
写真で見る姪っ子はそりゃもう可愛く、今すぐ帰国して抱っこしたい、なんならそのままインドに持って帰りたい位なのですが、なかなかそういう訳にはいきません。会いたくて会いたくて震えること数日。
ふと思い立ちました。「そうだ、お菓子を配ってみるか!」と。

インドでは、自分自身や身内にお祝い事があった時、幸せのお裾分けとして周囲にお菓子を配る文化があります。
オフィスで働いていると時々お菓子が配られるので、どうしたの?と聞くと、お祝いの理由は様々。「今日誕生日なんだ」とか「娘が結婚したんだ」とか「孫が産まれたんだ」とか。
お菓子を配りながら照れた様な表情を見せる同僚たちを見て、なんだかほっこり。良い文化だなぁと思っていました。
とは言え。

とは言え。果たして「姪っ子が産まれた」というのは「お菓子を配る」に該当する出来事なのだろうか?と逡巡することコンマ2秒。
「ホー・ジャエガー(まあ、ええやろ)」の精神で自分を鼓舞し、仕事帰りに「Gopala」というお菓子屋さんに駆け込みました。
ひたすら甘い!と思われがちなインドのお菓子ですが、このGopalaというお店のお菓子はなかなかどうして日本人好み。甘さ控え目、上品なスイーツが多いです。中でもGopalaのラスグッラーは絶品。ホントに。
デリーNCRに30以上の店舗があり、ZOMATO等デリバリーにも対応しているそう。是非お試しを。

今回の様なお祝いの時は「ラッドゥ」という丸いお菓子を配ることが多いらしいのですが、今回はなんとなく店頭で気になったバーダーム・バルフィ(アーモンドのバルフィ)というお菓子を買ってみました。500グラムで300ルピー。
翌日、なんだかソワソワしながらタイミングを見計らい、午後のちょっと雰囲気が緩んだところでお菓子配りを開始。
「バルフィー リージエ~(バルフィーどうぞ~)」と一人一人に配っていきます。
みんな「For What?(何のお祝い?)」と聞いてくれるので、「姪っ子が生まれたんよーハハハー」と説明します。
すると、全員がこれ以上ない素敵な笑顔でお祝いしてくれました。「おめでとう!」を全開で表現してくれるので、すごくハッピーです!

バーダーム・バルフィの味も好評で、買ってきた分がきれいサッパリ無くなりました。
いやぁ知らなかった…こんなにハッピーな気持ちになるなんて。
その後、日本にいる姉夫婦にも報告し、喜んでもらうことができました。
かつて偉い人はこう言いました。「When in India, Do as Indians do. (インドに入らばインドに従え)」と。
今まで貰うばかりで、なかなか自分でお菓子を配る機会がなかったのですが、ちょっとした気恥ずかしさだけ乗り越えてしまえば、僕自身も、同僚たちも、姉夫婦も、みーんながハッピー。
お菓子配り、とても良いものでした!
素敵な思い出になりました。皆様も是非!
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