【企業様向け】インド人材採用3つのポイント
インドでの人材採用は日本とどう違うの?インドでの採用のコツをお伝えさせていただきます。
その1.インド人の職業観を理解する
インド人求職者の20代の多くは、1~3年ごとに転職を繰り返し、キャリアアップと賃金アップ(転職時には現職+20~30%アップ)を図るのが一般的です。
「石の上にも三年」という日本的な価値観が通用しない人材市場のため、「一社で長く働いた経験がある人」という観点だけで採用活動を進めると、オファーを出せる人材になかなか巡り合えないということもあるでしょう。
インド人の職業観も理解した上で、求職者の「ソフトスキル・ハードスキル・職務経験・人柄・現職の退職理由と志望動機」等をよく理解し、総合的な判断を下していくことをお勧めします。
その2.職務内容は求人票に明確と記載する
日本では「総合職=仕事内容に制限が無い」という形で会社に入社することは珍しいことではないですよね。しかし、インドでは「総合職」という概念は一般的ではありません。そのため、どのような職(Position)なのかが転職時には重要なポイントです。
残念ながら、採用前に聞いていた職務内容と違うからという理由で、せっかく入社した人材が早期退職をしてしまうこともあります。
とは言え、少人数の組織なのでマルチタスクプレイヤーが求められることもあるでしょう。その際は出来るだけ職務内容を事前に求職者に伝え、合意を得ておくことをお勧めします。(例:経理マネージャーのポジションだが、組織が小さいうちは総務業務も担当してもらう場合など)
その3.面接での忍耐強いコミュニケーション
30分間の面接で、日本人同士が日本語でコミュニケーションをとる場合と、異なる文化的背景をもった者同士が第二言語でコミュニケーションをとる場合、どちらがお互いをよく理解できるでしょうか?
また、英語という共通言語を使っても、同じ概念を共有できているとは限らないため、ミスコミュニケーションが生じやすいです。
そのため、日本人面接担当者には、忍耐強く相手を理解しようという気持ちが求められるでしょう。求職者の発言に耳を傾け、その背景や意味を注意深く洞察することで、求職者の違った一面が垣間見えるでしょう。
以上、本日はインドでの人材採用に関して3つのポイントをお伝えさせていただきましたが、インドでの人材採用は奥の深い世界です。インド進出を計画していて初めての採用活動をどうするべきか悩んでいる場合、既にインドで採用活動をしているがなかなか上手くいかない場合など、いつでも弊社スタッフまでご相談ください。より良い採用活動の実現へのお手伝いをさせていただきます!