【インドで働く日本人】就職しやすい国だからこそ新卒でインドに挑戦!

新卒でインドに就職!就職しやすい国インド

インドや海外で働くためには、就労ビザの取得が必要です。
就労ビザの取得にはいくつかの要件が存在し、その要件全てをクリアする必要があります。
インドの就労ビザは、学歴・年齢制限はなく、就業経験がなくても取得できます。英語力もコミュニケーションが不自由なく行えるレベル以上であれば大丈夫です。また、就労ビザ申請後、1〜2週間程度で取得できる点も他国と比べると大きな利点です。
他国は、就労ビザの取得に就業経験が必要な場合や現地の大学を卒業しなければ働くことができないなど、厳しい要件がありますがインドはそれらは不問のため、就労ビザの取得が非常にしやすいです!(就労ビザ取得要件の詳細はこちら)

このように、インドはとても就職しやすい国なのです!

そこで今回はインド就職の魅力をお伝えすべく、
新卒でインドにある日系企業に働くことになった日本人のSさんに
インド就職のきっかけやインドでの生活について色々なお話をお伺いしました。


Sさんのプロフィール

簡単な自己紹介をお願いします

広島県出身の20代です。
大学時代はスペイン語学科に所属していましたが、
とにかく英語を勉強したかったので欧米諸国に2回留学と派遣で渡航したことがあります。
カフェ巡りが好きで、インドのデリー周辺で未だ行ったことのない
“美味しいスイーツのある”おしゃれなカフェを開拓するのが最近の楽しみです。

–ありがとうございます。インドにカフェ巡りができる場所があることは知りませんでした。
いろいろな美味しいスイーツぜひ食べてみたいです。

現在の職業と1日のスケジュールを教えてください

インドにある日系企業(総合商社系)の会長秘書をしております。
総務業務と兼務で働き始め、1年が経ちました。
朝9時に仕事が始まり、13時から1時間昼食を挟み、18時前後に帰宅します。

–インドで会長秘書ですか。日本とあまり変わらない生活を送れそうですね。
続いて、インドに就職したいと思ったきっかけなどをお伺いします。


就職活動について

なぜインドで働こうと考えたのですか?

大学時代に2回海外渡航する機会があり、帰国後、
ぼんやりと海外で働いてみたいと考えるようになりました。
就職活動を進めていくうちにシンガポールやマレーシアなどの
東南アジアの国に就職したいと考えました。
しかし、シンガポールやマレーシアに就職するためには就労ビザの要件上、
数年のキャリアを積む必要があったのです。
私は新卒で海外就職したいと考えていたので、その国は断念しました。

この先どうしようかと悩んでいた時、ある方にインドを紹介してもらいました。
インドは就職の倍率が低く、就職しやすい国だと教えてもらい、
少しずつインドについて調べるようになりました。
インドの国や人柄、生活情報を調べ、
インドの魅力を知るうちにインドへ就職したいと強く思いました。

インドを紹介してもらった際、パソナインディアのスタッフの方には大変お世話になりました。
面接の指導やサポートがあったおかげで、無事インドで働けることになりました。
ありがとうございます。

インドで働くことに不安はありましたか?

不安はありませんでした。大学時代に欧米諸国へ行った際、インドよりも過酷な生活を送っていたので、何でも揃うインドへの就職に不安はなかったです。
インドには日本人在住者も多いと聞いていたので、逆に楽しみでした。

就職活動で力を入れたことを教えてください

インドに関する情報をしっかりと把握することです。
インド人の方と面談する機会がありましたが、インドについてあまり知らないままその面談を受けてしまいました。面談では、インドについて知っていることやイメージを聞かれましたが、インドのイメージであるカレーだけしか話せませんでした。それ以外はイメージできなかったので、自身の無知さに気づき恥ずかしかったです。
面談をしてくださったインド人の方にインドはもっと多様でユニークで面白い人がたくさんいるのだと熱心に教えていただきました。
その後、インドについてしっかり知るために、YouTubeやツイッターを使って情報を調べました。調べることでインドの現地生活やインドの国民性について学ぶことができ、面接本番は自信を持って挑めました。

就職活動中のモチベーションは何ですか?

インドに渡った後の楽しい生活を想像することで、大変な就職活動も乗り越えられました。
会社の人はみんな優しく良い人だろう、仕事はこれをやって、土日は買い物で気分転換をする。癒されたい時は好きなカフェ巡りして、新しい場所の新しい友人と共にインドの生活を満喫している未来を想像することで、モチベーション高く就職活動を行えました。

就職決定後、渡航までの期間はどのように過ごしていましたか?

新型コロナウイルスの影響で渡航制限があったため、渡航できるまでは飲食店でアルバイトをしていました。インドに渡った後の生活費の足しにするために働いていました。
また、会社の人と交流する機会があり、現地渡航後に仕事で役立つ資格を教えていただき、その資格を勉強していました。秘書や総務業務をするために役立つ秘書検定と簿記検定の資格を取得するため、勉強し、取得しました。これらの資格は“必須ではなかった”のですが、知識があれば業務を遂行しやすいと思ったので渡航までの間に勉強し、取得しました。
秘書検定などは一般教養としても役立っているので取得して良かったと思っています。

–Sさん、ありがとうございます。
ここまではインド就職が決まり、実際に渡航するまでの経験を語っていただきましたが、
みなさんは就職するまでの流れを少しずつ想像できていますか?

次は実際にインドで働いてみたエピソードをお伺いしたので、
インド就職をお考えの方も漠然と海外就職を考えている方も参考にしてみてください。


実際にインドで働いてみて

インドで働く楽しさを教えてください

交流の幅が日本にいた時と違う点ですかね。日本だと大抵の場合、関わる人たちは昔からの友人か会社内の人が多いと思います。一方で、インドは社外の人とも交流する機会があるので、幅広い世代の方と仲良くなることがあったり、インドにいる日本人というだけで共通の話題が生まれ、仲良くなるなんてこともありました。
多様な経歴の人と交流できるのがインドで働く楽しさだと感じています。

–交流の幅が縦にも横にも広がるのは多様な人々が暮らすインドならではですね。
インドで働く楽しさについてお伺いしましたが、反対に、大変だったこともあったんですよね。

インドで働く大変さ

はい。コミュニケーションを図る際、相互理解に違いが生まれないように話すことが大変でした。日系企業で働いてはいますが、社員は日本人だけではないので、根本的に国民性が違うインド人とやり取りをするとき、誤解が生まれないように英語を使って正しく伝えることは難しかったです。構文を複雑にすると、伝えたいことと相手が理解していることに違いが生じていたので苦労しました。複雑な英語にすると相手に伝わりにくいことがわかり、端的にシンプルな英語で伝えるようにしたところ、相手の理解にズレが生じにくいことに気づきました。それ以降、全員に分かりやすく説明するために、端的でシンプルな英語を話すように心がけています。

–コミュニケーションのずれは、相手が生活してきた環境ごとに違うのに加え、意思疎通を図る言語の違いも関係してくるので大変ですよね。
Sさんは英語の表現を端的でシンプルにすることで、この難題を乗り越えているようですね。

さて、様々な困難を乗り越えてきたSさんですが、
今後の展望はどのようにお考えでしょうか?

インドでやりたいこと

インド人の日本ファンを増やしたいと考えています。
インドに来てから様々な人と関わる機会がありました。多様な人と関わる中で日本に興味はあるけど旅行や留学、就職候補先にするなど一歩を踏み出せていないインド人が大勢いて、勿体ないと感じていました。私は日本ファンを増やすべく、インド人の友人と一緒に日本食を食べに出掛けたり、日本の魅力を知ってもらえるように日本のお土産を渡したり、少しずつ日本ファンを増やす活動しています。
内輪から広げてインド人が日本へ渡航するのが当たり前になるようにしていきたいです。
そして、日本が多様な国性に満ち、活気溢れる国になれば良いなと思っています。

–素敵な展望をありがとうございます。ぜひ、実現できると良いですね。

このインタビューもそろそろ終わりに近づいてきました。
みなさんはインドで働くことをイメージできているでしょうか。
次はインドでの生活についてです。


インド生活について

インドに来て驚いたことは何ですか?

ここ最近のことだと思いますが、通信・インフラの整備がかなり進んでいるところです。
想像していたインドより、はるかに都会的で、ウーバー(アプリ)で配車を頼めることや舗装された道に綺麗な建物が並んでいるなど、想像以上に街が発展していて驚きました。
もちろん、緑が生い茂るよくあるインドのイメージの場所はありますが、それ以上に、発展の早さに驚いています。

インドで生活する前後に心境の変化などはありましたか?

インド人の国民性がすごくポジティブなところに心境の変化を感じています。
インドで生活する前は発展途上国で暮らすインド人は荒んでネガティヴな人が多いのだろうと予想していましたが、実際にインドで生活を始めると、インド人の誰もが国は好転すると思っていることや明るい未来が待っていること前提で毎日楽しそうに暮らしていました。それを目の当たりにした私は、インド人はすごくポジティブな考え方をしていて、日本にはない活気に満ち溢れている人が多い国なのだと感じました。

インドで暮らし始め、大変だったことを教えてください

ギザという水を温めお湯にする機械があるのですが、冬場はなかなか温まらないので大変です。お湯をすぐに使うことができないのと温めてもぬるくなってしまうため、日本で何気なく使えていたことにありがたさを感じました。

どのような気持ちでいれば安心してインド生活を送れますか?

あまり期待しすぎないことだと思います。
日本にいれば、当たり前にサービスが受けられることも、インドではサービスを受けたいと伝えなければ受けられないことがほとんどです。
伝えたことや希望したことなど以外は基本、実行されないので、インドで生活するときは、あまり期待しないようにすると良いと思います。もし、実行されなくてもインドでは当たり前だと開き直ることで、ストレスに感じることが減ります。私は実際、そのように生活し、ストレスを軽減して、安心した生活を送っています。

–心の安らぎを確保するためにあまり期待しすぎない方法を取ることは、現地で暮らす教訓かもしれないですね。

インドの好きな場所を教えてください

デリーにあるハウスカスです。おしゃれなカフェが多く立地する場所で、自然豊かな公園が近くにあり、かわいい雑貨屋もたくさんあるのでとてもワクワクします。ハウスカスのすぐ隣のエリアは未整備の道路や家も存在するのでカオスなエリアが混在しているところも好きな理由です。

–インドでの生活について色々なエピソードをありがとうございました。
最後にご覧いただいているみなさまへメッセージをいただきたいです。

インド就職・海外就職を希望する方へエール

インドのイメージはネガティブなことが多く、不安や心配事が多くあると思います。
マイナスの面をあげれば、どの国も同じようにあります。
気負いせず、インドに就職したらやりたいことを想像し、インドでの有意義な生活を思い描いてみてください。実際にインドへ来たときに、不安は杞憂だったと感じるはずです。

今のインドは数年前とは違い、随分と都会になりました。環境もよくなり、暮らしやすくなり、様々な物も揃い、充実した生活を送れるはずです。
ぜひ、インドのリアルをあなたのその目で確かめてみてください
きっとあなたの中にある“何か”が変わるはずです。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。


終わりに
インタビューにご協力いただいたSさん、ありがとうございました。

みなさんは自身がインドで働き、生活している様子をイメージできたでしょうか。

インド就職を考えている方やそうでない方も、
インド就職を志すきっかけになっていれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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